「MOLA レオパレス Z」が2位表彰台に!
「ダイシン ADVAN Z」も5位でポイントを獲得
ゴールデンウィークの5月4日、富士スピードウェイにおいてSUPER GT第3戦が500kmレースとして開催され、2台のZは1ピット作戦を採り大きくポジションを上げ、#46 Zが2位表彰台を獲得。また#81 Zも5位入賞を果たした。
決勝日は朝から晴れ。ときおり雲は出て風が肌寒く感じられたがまずまずのレース日和となった。110周のレース、スタートドライバーは予選11位の#46 Zが星野、予選17位の#81 Zが青木。昨年に比べGT300のリストリクター径が絞られたこともあり燃費が向上したため、2台のZは1ピット作戦を敢行。しかし序盤の混乱もドライバーの頑張りでわずか5周で#46 Zは7位に、#81 Zは12位へポジションアップ。さらに他車両のトラブルなどもありレースの1/3近くを消化した27周目には#46 Zは6位、#81 Zは9位へ順位を上げた。そして2ピット予定の車両がピットインをした41周目には#46 Zは3位、#81 Zは5位となった。この時点でトップとの差は#46 Zが23秒、#81 Zが30秒。#81 Zの青木は47周目には4位の#19 ISに追いつきヘアピンやダンロップコーナーでインを突きテクニカルセクションで横に並ぶも一旦は引いた。しかし直後の1コーナーでインから前に出て4位まで躍進した。
50周目に#81 Zがピットインして4位で藤井に交代。また52周目に#46 Zがピットインして2位で安田に交代した。 1ピット予定の車両がピットインを終えた57周目には、#46 Zは5位、#81 Zは6位。65周目に2位の車両が2回目のピットインをすると、#46 Zの安田は1コーナーで#2紫電を抜き去り3位に。また2位の#7 RX-7は2回目のピットインを予定しているためその背後で様子をうかがっていたが、81周目に#7 RX-7はデフトラブルのためにスローダウン&一旦ストップ。その脇を安田が走り去りトップと25秒差の2位へ浮上した。
同じ周に5位にポジションを上げた#81 Zの藤井は、リアタイヤの磨耗がきつく背後から#31 MR-Sに追われる展開に。しばらくは巧みなブロックでポジションを守っていたが、GT500との接触もあり88周目のストレートでついに逆転を許した。しかし#31 MR-Sにピタリとついて、一時は20秒差があった3位の#2紫電に接近していった。ところが97周目のヘアピンで抜いていったGT500車両が藤井の目の前でスピンを喫したためにスピードを緩めなければならず、3位争いからやや離れる結果となった。結局2台のZはそのままのポジションを守り、#46 Zが2位表彰台を獲得し#81 Zが5位入賞。スタートから大幅なポジションアップで、スタンドのファンを大いに沸かせるレースとなった。